Nakasima - Architects - Workshop

建築工房なかしま一級建築士事務所

Workshop

千里みらい夢学園サマースクール

◆夏休みを利用して学校と共に創り活動しているワークショップです。 
2日間午前中のみのプログラムを通して、子どもたちと一緒に想像し考えながら、物をつくる楽しさ、グループ活動での協働作業とコミュニケーションを学ぶ場として、2011年から活動を始め現在に至ります。 
子どもたちの参加者は約50~60名、大阪建築部会メンバー、弁護士、学生のサポーターを含めると総勢80名が参加し互いに協力しながら活動しています。


「2011年 自分たちのまちのスキマに楽しく気持ちいい場所をつくってみよう」

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1日目 指定した範囲の場所に行ってフィールドワークを行い、グループごとで気持ちの良い場所探しを行います。
2日目 探索した場所のモデルを使って、見つけた場所をどうすればもっと良くなるのか、グループごとに相談し、手を加えていきます。
身近な町を違う視点をもって改めて探索した後、2日目に上空から眺められる模型を使いながら、様々な方向から町との関係性を感じてもらいます。


「2012年 学校に自分の居場所をつくっちゃおう」

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1日目 体育館で基本となるCD管を円形に作成します。
2日目 中庭で気持ちの良いなどの場所をグループごとに相談しながら探し、その場所をCD管を使ってそれぞれの居場所のあり方を考え模索しながら創っていきます。
環境との関係性を考えながら自分たちの思いのこもった居場所をつくる試みです。選んだ場所の特徴を生かしながら空間づくりや繋がりを体験してもらいました。


「2013年 中庭に放課後カフェををつくっちゃおう」

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1日目 グループで場所探しを行い、つみスギくんを使ってどんなカフェをつくるか模索します。
2日目 前日の思いを再検討しながら、組み立てた形とその場の関係性や快適性などを考えていきます。
場所は少し斜面があったり、ビオトープなどがある校内の中庭です。特徴や環境を考え、木陰を利用するなど気持ちの良いカフェになるための工夫を子どもたちに体験してもらいました。今回新たにつみスギくんを制作しての試みです。 最後は参加者全員でお弁当を食べて過ごしました。


「2014年 木立の中に水が流れる景色をつくろう」

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1日目 グループごとに場所探しの後、近くの竹林から切り出した竹を利用して、ノコギリやノミなどの道具類を使って、水が流れるように加工作業を全員でおこないます。
2日目 選んだ場所の環境を考慮しながら、水の流し方などを考えて作ります。つみスギくんも活用し、居場所も同時に作ります。
使いなれない道具を駆使して身近にある山の竹材を使い、工夫や手を加えることによって、見慣れた場所を変える力があることを体験してもらい、完成後は全員で素麺を流したり、お弁当を食べて過ごしました。


「2015年 世界にひとつだけの大きな屋根をつくろう」

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1日目 グループごとに場所探しの後、一人一つずつ基本形となる三角形を紙管とロープでつくります。次に不織布を貼って、グループで繋ぎ小屋根をつくります。 
2日目 小屋根を一つの大きな屋根に繋いでいきます。木々を使って吊り上げた屋根の下で過ごし方を考えてもらいました。
紙菅とロープに限定した材料でも使い方次第で大きな物が作り出せる楽しさや、環境にあるものを使って創る関係などを体験してもらい、一つ屋根の下でお弁当を食べて過ごしました。


「2016年 中庭にみんなで楽しむ場所をつくろう」

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1日目 グループごとにみんなで楽しむことを考えながら場所を探し、つみスギくんを使って、過ごす居場所をつくります。
2日目 木々や環境、隣の事を考えながらグループ同士をつなげ、全員で一つの大きなみんなで楽しむ場所をつくります。
どうすれば楽しめるのか、ひとつに繋ぐことなどを考えて形にすることを体験してもらいました。 つみスギくんを増量しアスレチック的な遊び道具としても活用し、ベンチやテーブルとしても利用できるので、お気に入りの居場所で自由にお弁当を食べて過ごしました。